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死ぬまでイカレたブルースマンでいようぜ

 だから君が自分の音楽にもしも自信があるなら、自分でレコードを作るべきだ。自分で自分をプロデュースするべきだ。それが21世紀の姿だよ。もう時代はとっくに変わろうとしてるんだよ。しがみついてる古いやり方はとっくに時代遅れだから、レコード会社は衰退してるのさ。ベスト盤しか出せないんだ。ベスト盤は安いコストで作れるからね。新しいサウンドを流行らせようとか新しい音楽を売りだそうっていう気持ちには誰もなれなくなってしまった。悲しいことだ、せっかく音楽に携わっているのに。銀行や自動車会社のようにレコード会社も合併や吸収合併をくり返して、せいぜい3つか4つくらいになっていくだろう。多くのバンドやディレクターがリストラされるだろう。そしてますます軽い使い捨て音楽が流通されるのだろう。悲しいことだが、真実だろう。
 それでも君がもしも君の音楽を信じていて、自分の作り出す音をみんなに聴いて欲しいと思うなら、それを続けるべきだ。誰に何と言われようと最高の音楽なんだろ? 800万枚売った女の子が今後どうなっていくのかは興味深いところだけど、800枚ずつ1万枚のレコードを作ったっていいじゃん?
 自分で自分のプロデュースもできない奴なんて、どうせ長続きはしねえよ、悪いけど。パッと稼いでパッと散る。君がそれでいいんなら、それでいいし、本当に自分の音楽が好きだったら50歳になっても60歳になっても音楽をやってステージに立つだろう。マディ・ウォーターズを知ってるかい? 80歳を超えても現役で死ぬまでイカレたブルースを歌っていた人だよ。本当に何よりも音楽が好きだったんだよ。世界にはそういう人がたくさんいるんだぜ。君だってそうなれるさ。希望を捨てないほうがいい。俺はサイコーなんだって信じるんだ。既成の概念なんか疑ってかかったほうがいい。「何でなんだ?」っていつも子供みたいに感じていたいぜ。ふざけんなよ、俺がサイコーなんだっていつも胸を張っていたいだろ? 本当は誰だってそうなんだ。OK、そうと決まったら、誰に相談する必要もない。もう君は世界で最高の音楽をやってるイカレた野郎になったんだ。
 がんばれよ。また新しい曲を聴かせてくれ。

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- 忌野清志郎『瀕死の双六問屋 完全版』新人物往来社、2012年 (via shbttsy74)

(via kogumarecord)